ノードストロームは第 1 四半期、特にオフに勢いを増す

ノードストロームの第1四半期純売上高は、カナダからの撤退により前年同期比11.6%減の31億ドルとなった。 電子商取引はアパレルボックスサービス「トランククラブ」の閉鎖などもあり、１７．４％減少した。

カナダ事業の縮小により百貨店の純売上高は270ベーシスポイント（bp）減少し、百貨店全体の純売上高は11.4％減少した。 オフプライスラックの純売上高は11.9％減少し、店舗ベースでのデジタル注文の履行がなくなったことで売上高が約600ベーシスポイント減少した。

同社のプレスリリースによると、在庫生産性への注力を反映して、粗利益率は110ベーシスポイント拡大して33.8%となった。 期末在庫は7.8％減少した。 同社は前年同期の純利益2000万ドルから2億500万ドルの損失に転じた。

ノードストロームの第1四半期は低調にスタートしたが、勢いが増し始め、第2四半期も継続したと幹部らは水曜日の電話会議でアナリストらに語った。

これは特にオフプライスのラックに当てはまり、商品の値上がりと、同四半期に新たにオープンしたラック店舗2店舗が好調だったためだという。 同社は最近ラックの主導権を揺るがしたが、ラックの店舗で偽造品が販売されているのを発見したとしてパタゴニアからの訴訟に直面している。

CEOのエリック・ノードストローム氏は、「優れたブランドを手頃な価格で提供するという顧客の約束に従い、当社はトップパフォーマンスの戦略的ブランドの浸透を高めてきた。戦略的ブランドの浸透が高まるにつれ、ラックの販売傾向は改善している」と述べた。 「4月は当四半期で最高の月であり、5月も引き続き傾向が改善していることがわかりました。」

同社は２０２３年の見通しを改めて示し、小売売上高やクレジットカード収入を含む売上高が前年比４─６％減少すると予想した。 これには、カナダ事業の縮小による約 250 ベーシス ポイントのマイナス影響が含まれますが、会計年度の追加週による約 130 ベーシス ポイントのプラスの影響が含まれます。

ノードストロームや競合他社の在庫が減ったことでプロモーションが減り、利益率の向上につながったと幹部らは述べた。 また、昨年の特別な好調を考えると、第1四半期の前年比は特に厳しいものであったが、年が経つにつれて緩和されるだろうとも指摘した。 しかし、グローバルデータの調査によると、パンデミック前の2019年第1四半期と比較すると、売上高は8.5％減少し、定価は4.7％減少、ラックは15.1％減少した。

「これには店舗閉鎖の影響が含まれているが、それでもこれはひどい結果だ。小売支出全体が天井知らずになっている中で、ノードストロームはより小規模な企業になった」と、グローバルデータのマネージングディレクター、ニール・サンダース氏は電子メールでのコメントで述べた。 「心配なことに、ノードストロームは小規模な企業になっただけでなく、すぐに先頭に立って立ち直るエネルギーや能力が欠けているように見える、はるかに脆弱な企業になっている。」

サンダース氏は、ノードストロームの両事業には魅力的な品揃えが欠けており、定価の百貨店店舗では同社が知られる優れた顧客サービスの多くが失われていると警告した。

「ノードストロームは、同業の百貨店ほど悪くはないが、以前ほど良くもない」と同氏は語った。 「この問題は重要です。なぜなら、このつまずきによってノードストロームの顧客と売上が失われたからです。対処しない限り、消費者金融が逼迫し、買い物客がどこで買うか選ぶようになるにつれて、この状況はさらに悪化すると考えています。」